心理学系学会・職能団体の年会費事情

臨床心理士は資格を維持するために学会の年次大会などに参加する必要があるので、ほとんどの臨床心理士はいくつかの学会に入っています。

公認心理師は更新制の資格ではないので大会参加などは資格の維持に必要ありませんが、専門職として働くためには知識とスキルのアップデートが必要です。

公認心理師は一応大学院レベルの資格にもなっているので、学会に入っている人は多いんじゃないかなと思っています。

それに加えて、職能団体に所属している人も多いと思います。臨床心理士であれば臨床心理士会ですね。公認心理師は日本公認心理師協会や公認心理師の会などが職能団体として設立されています。

地方組織としては臨床心理士会が公認心理師協会に名称変更していたりするみたいですね。この辺はどう整理されていくのか気になるところです。

心理職は複数の学会や職能団体に所属することになるので、それぞれの年会費を払わないといけません。それが意外と痛い出費なんです。ほとんどの学会が4月頃に年会費の納入を求めてくるので、4月はどうしても出費がかさみます。

それでは、僕が所属している学会・職能団体を中心に年会費事情を見ていきましょう。

心理学系学会の年会費事情

金欠

2019年3月時点で最も有資格者が多い心理系資格は臨床心理士だと思います。ただ、すぐに公認心理師が追い抜きそうな気もしています。

臨床心理士の多くは日本心理臨床学会に所属していると思います。大学院時代に入会した人も多いでしょう。

その日本心理臨床学会をはじめ、いくつかの学会の入会金・年会費を見ていきます。日本心理学諸学会連合の加盟学会のうち、会員が多いなと思ったところをピックアップしています。

日本心理臨床学会の入会金・年会費

入会金:10,000円

年会費:9,000円

日本精神分析学会の入会金・年会費

入会金:10,000円

年会費:13,000円

日本認知療法・認知行動療法学会の入会金・年会費

入会金:なし

年会費:5,000円

日本認知・行動療法学会の入会金・年会費

入会金:5,000円

年会費:7,000円

日本家族療法学会の入会金・年会費

入会金:なし

年会費:10,000円

日本心理学会の入会金・年会費

入会金:5,000円

年会費:11,000円

日本LD学会の入会金・年会費

入会金:5,000円

年会費:11,000円

日本カウンセリング学会の入会金・年会費

入会金:2,000円

年会費:8,000円

日本教育心理学会の入会金・年会費

入会金:2,000円

年会費:10,000円

日本自閉症スペクトラム学会の入会金・年会費

入会金:なし

年会費:7,000円

日本特殊教育学会の入会金・年会費

入会金:10,000円(初年度年会費に充当)

年会費:10,000円

日本発達心理学会の入会金・年会費

入会金:なし

年会費:10,000円

臨床心理士の職能団体の年会費事情

臨床心理士の職能団体は、全国組織の日本臨床心理士会と、地方組織の都道府県臨床心理士会があります。

日本臨床心理士会は日本公認心理師協会に名称変更しようとしましたが、理事会(?)でその案が否決されたため、日本臨床心理士会のまま存続することになっています。

都道府県臨床心理士会は、それぞれの組織で名称変更について話し合い、名称変更を決定たところ、名称を変更しないところに分かれています。2019年3月時点で、検討中のところもあると思います。

都道府県臨床心理士会すべての年会費を書いていくと長くなってしまうので、第2回公認心理師試験の試験地になった都道府県を取り上げます。

日本臨床心理士会の入会金・年会費

入会金:なし

年会費:8,000円

北海道臨床心理士会の入会金・年会費

入会金:なし

年会費:5,000円

宮城県臨床心理士会の入会金・年会費

入会金:なし

年会費:8,000円

東京公認心理師協会(旧東京臨床心理士会)の入会金・年会費

入会金:10,000円

年会費:6,000円

愛知県臨床心理士会の入会金・年会費

入会金:10,000円

年会費:7,000円

大阪府臨床心理士会の入会金・年会費

入会金:5,000円

年会費:5,000円

岡山県臨床心理士会の入会金・年会費

入会金:5,000円

年会費:8,000円

福岡県臨床心理士会の入会金・年会費

入会金:5,000円

年会費:6,000円

公認心理師の職能団体の年会費事情

公認心理師は2018年に第1回国家試験が行われ、資格登録は2019年2月頃から行われた国家資格です。そのため、職能団体もできたばかりで、これからどうなっていくかは不透明な状況と言えます。

日本臨床心理士会が日本公認心理師協会に名称変更することは否決されましたが、都道府県臨床心理士会の中には公認心理師協会などに名称を変更して、公認心理師も入会できるようにするところも出てきています。

地方組織ははっきりとしないところもあるので、今回は日本公認心理師協会と公認心理師の会の年会費事情を見てみます。

日本公認心理師協会の入会金・年会費

入会金:10,000円(2019年9月末までに入会申込をした場合、全額無料)

年会費:10,000円

公認心理師の会の入会金・年会費

入会金:なし

年会費:5,000円

まとめ

ここで紹介した学会・職能団体のすべてに所属するわけではありませんが、多くの人が複数所属しています。

公認心理師資格を取得した人は、日本公認心理師協会や公認心理師の会といった公認心理師の職能団体に入会していたり、入会を検討していたりしていると思います。

出費が増えるので、学会・職能団体からの退会を検討している人もいると思います。

心理職の収入は少ないので、その中から毎年出ていくお金としては、学会・職能団体の年会費はなかなか大きなものと言えます。しかも、ほとんどが4月頃に支払うことになるので、資金計画を考えておかないと払えないなんてことも出てくるかもしれません。

どうにかして収入を増やせないかというのは、心理職としての共通の悩みかなと思っています。