心理カウンセラー・心理職(公認心理師・臨床心理士)の収入・お金事情-自分の場合

公認心理師や臨床心理士など、心理カウンセラー・心理職になりたいという人にとって気になることの1つが、収入やお金に関することだと思います。

収入やお金は大事なのに、その情報を手に入れるのはなかなか大変です。

そこで、僕の場合ではありますが、収入・お金事情について思い出せる範囲、公開できる範囲でお伝えします。

心理カウンセラー・心理職(公認心理師・臨床心理士)の収入事情

僕は臨床心理士資格を持っていて、2018年の第1回公認心理師国家試験に合格し、2019年2月に公認心理師となりました。

臨床心理士は第1種指定校という、大学院修士課程(博士前期課程)を修了した年に試験を受けられる養成課程を出て、1回目の試験で資格を得ることができました。

最初の1年は無資格で働いていたこともあり、収入はかなり低かったのを覚えています。

今では生活するにはそこまで困らない収入を得られるようになっていますが、今後のことについて考えています。

大学院修了以前の状況から簡単に紹介していきます。

大学院修了以前

臨床心理士の仕事事情について、大学生(学部生)の頃から先生とかから聞いていました。

臨床心理士は良くて非常勤の掛け持ち

この現実を当時どれだけちゃんとわかっていたかあやしいところですが、それでも臨床心理士がいるのだから、何とかなるのだろうという思いはどこかにあったと思います。

大学院に入り、博士課程の先輩などの話を聞くと、確かに非常勤の掛け持ちだということがはっきりとわかりました。

ありがたいことに、僕が所属していたゼミは修士課程(博士前期課程)修了時に先生が仕事を紹介してくれていました。とにかく1つは仕事が確定している安心感を持ちながら、就職活動をしていました。

大学院修了後1年目

就職活動をなるべくしたくなかったこともあり、大学院修了直後の4月は、ゼミの先生が紹介してくれた週2日の仕事だけでした。

年度途中にもチラホラ募集があるのを知っていたので、探しなら1年過ごそうと考えていました。

そんなとき、同期の人から「自分が断った仕事があるけどやらないか」と声をかけられました。その仕事は週1日でしたが、紹介してもらって週3日働くことになりました。

本当は4月~翌年の3月までの収入を計算しなければいけないと思いますが、確定申告の関係で4月~12月の収入でお伝えすることにします。

大学院修了後1年目の4月~12月の収入は100万円未満でした。

そこから日々の生活費、学会の年会費、研修代、書籍代などを捻出していました。大学院修了時に多少のたくわえがあったので金銭的に困ることはありませんでしたが、十分な収入を得られるようになるだろうかと不安もありました。

この年に臨床心理士試験に合格し、翌年の4月1日に臨床心理士資格を得られました。

臨床心理士が必須の求人がたくさんあったので、それに応募できるようになったことがすごくうれしかったのを覚えています。

大学院修了後2年目

大学院修了後2年目は、ゼミの先生から紹介してもらった仕事が終了になり、代わりに週2日の仕事に就くことができました。その時給は1,100円だったと思います。

相変わらず週3日で働きながら、求人情報を見ていました。年度途中の募集はなかなかいいのがなく、応募を見送るばかりでした。

そうこうしているうちに夏になってしまいました。

そんなとき、大学院の同期から「知り合いがやめる仕事の後任をやらないか」と声をかけてもらいました。自宅から少し遠いところで通勤が大変そうでしたが、週2日で月収12万+ボーナス1ヶ月分と聞いて、紹介してもらいました。

ここで初めて週5日働くことになり、それはそれで喜びでもありました。

ただ、その仕事は合わなかったので、年度末に辞めることになります。

この年の1月~12月の収入は約130万円でした。

大学院修了後3年目

大学院修了後3年目は、ダメもとで応募していた都道府県採用のスクールカウンセラーとして採用されることになり、一気に収入が増えました。

年度末に辞めた週2日の代わりに週2日でスクールカウンセラーとして働くことになりました。それと同時に、1年目に同期から紹介してもらった仕事を辞め、週4日になりました。

都道府県採用のスクールカウンセラーは単価が高いので、やっとまともに稼げるようになったと思えました。

この年の1月~12月の収入は約280万円でした。

1月~3月は収入が少ないままだったので少なく見えますが、年度で見ればもっと収入を得ていることになります。

大学院修了後4年目以降

大学院修了後4年目以降は、都道府県採用のスクールカウンセラーを増やし、他の仕事を辞めていきました。その結果、収入は増えていきました。

大学院修了後4年目の1月~12月の収入は約340万円でした。

大学院修了後5年目の1月~12月の収入は約450万円でした。

その後は、同じくらいの収入が続いています。

僕は運がよく単価の高い仕事に就くことができたと思っているので、収入的にもっと苦労している人もいると思います。

心理師(心理士)の支出事情

他の専門職もそうだと思いますが、学会の年会費や研修費などでそれなりの金額を毎年支出しています。

きちんと計算したことはありませんが、学会の年次大会などに泊りがけで行って、参加費・交通費・宿泊費・食費などで1回数万円は飛んでいきます。それを年何回かという感じです。

それに加えて学会や臨床心理士会の年会費を支払う必要があり、それらが4月にまとめてやってくるので4月は大変です。

日本認知療法・認知行動療法学会は年度が9月始まりなので、他の学会などとずれていてありがたいと思っています。

臨床心理士資格は資格を維持するために学会参加や研修参加などが必要なため、どうしてもお金が出ていきます。でも、普通に自己研鑽をしていれば資格は更新できるので、特別な支出があった感じはしていません。

意外と大きな金額になっているのが書籍代だと思います。年間何冊も購入しているのと、1冊の金額がそこそこするので、計算すればそれなりの金額になっていると思います。

他の人と感覚がずれていると思うのは、3~4,000円の専門書を普通の値段だと思うところかもしれません。だいたい高いと言われますが、大学院修了後1年目に9,000円くらい専門書を買っているので、書籍代の感覚が変になっています。

不安定な収入対策

学部生のときに聞いていた通り、僕は「非常勤の掛け持ち」で働いているため、基本的には1年ごとの更新になっています。次年度からすべての仕事がなくなるリスクを常に抱えていると言ってもいいと思います。

常勤の人が羨ましいと思う気持ちもありますが、非常勤の掛け持ちという働き方が自分に合っているなと思ってもいます。

ただ、不安定な収入対策は必要だとずっと考えています。子どもの頃からお金持ちになることを夢見ていたというのもあり、どうしたら収入を増やせるかを考え続けています。

株式投資とFX

以前から株式投資には興味があり、実際にやったこともあります。その流れでFXもやりました。

株式投資は20万円をつぎ込みました。デイトレードでものすごく稼いでいる人がいるという話を聞いて、デイトレードに挑戦しましたが、簡単に10万円を失いました。

途中で無理だと思い、長期保有に切り替えて今も1つの会社の株式を保有し続けています。値動きをちゃんと追っていないのでよくわかりませんが、今は投入した金額くらいの株価になっているようです。

FXも同じ流れで、株式投資よりも短期間にたくさん稼げるという話に惹かれてやってみましたが、こちらも10万円溶かしました。損切がうまくできない性格的な問題に気づき、FXも諦めました。

でも、いつかFXで大金を稼げたらという思いは捨てきれず、最近まで口座を維持していました。

ネット収入

インターネットを使って稼ぐ方法も知り、お小遣いサイトから始まり、アフィリエイトなどもやりましたが、稼げずに終わりました。

このブログのドメインはその名残です。

そのおかげでほんの少しですがHTMLやCSSがわかるというのが、ネット収入を目指して手に入れた唯一のものと言えるかもしれません。

不安定な収入対策の現状

不安定な収入対策を考え続け、実行もしてきましたが、今のところうまくいっていません。先のことを考えると、どこかで他の収入源を確保しておいた方がいいと思っています。

宝くじを買い続けようかと考えることもありますが、確率的に無駄だと思って買わずにいます。

現状では不安定な収入対策はうまくいっていませんが、続けていこうと思っています。

まとめ

心理師(心理士)の収入・お金事情はなかなか厳しいものがあります。それでも僕は何とか生活できています。

最初は生活できるか不安になるくらいの収入でしたが、運よく収入を増やすことができました。でも、それがいつまで続くかはわかりません。

学会や臨床心理士会の年会費、研修代、書籍代など、支出もそれなりにあります。特に4月は年会費の支払いが重なるので、資金計画を間違えると苦しくなるので注意が必要です。

そんな状況の中、心理職の待遇向上に期待しつつ、それとは別に収入を得られるように努力しているのが現状です。